心から楽しそうな語り口に 目を奪われる

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花灯 明里(かとうあかり)です。ブログにお越しいただいてありがとうございます♪

その日は一子師匠とHちゃんと一緒に新年会だったのですが、ちょっと早めに家を出て、お茶の専門店・ルピシアさんの自由が丘店でのイベントに足を運びました。

今回は台湾冬摘み烏龍茶とダージリンオータムナルがメイン。事前予約をしておくと、可愛いミニ月餅を頂けました。一般的な黒あんとミカンの餡の2種類。クルミも入っていて、とても美味しかったです♪

受付を済ませてお店の2階に行くと、たくさんのお客様でにぎわっています。私はランチをしていなかったのでイートインコーナーで軽食をいただくことにしました。2種類の内、台湾麺線に決定。

ずいぶん前に一度だけ台湾に行ったことがありますが、そのときは初めての海外ひとり旅でおどおどしっぱなしだったこともあり、台湾らしいものはあまり食べられなくて。日本で気軽に食べられるのは嬉しいです。

かつおだしなのかな、とてもあっさりしたお出汁にそうめんのような細い麺と、モツの煮込みが入っています。モツの臭みもないし、麺のあっさり感とモツの適度なこってり感、そしてつるつると喉を通る麺のバランスが楽しくて、あっという間に食べてしまいました。

その後にお茶の試飲を楽しみます。大勢のお客様がいらしたので写真を撮るのは遠慮しましたが、店員さんもたくさんいらして、試飲カップを手渡しながら丁寧に説明をしてくださいます。バナナチップやベリー、ドライいちじくなどのお茶菓子を片手に、あれこれ飲み比べると台湾烏龍茶とはいえ、こんなにも違いがあるのかと驚かされます。

※実はルピシアさんを出てから新年会に向かう途中、軽い低血糖状態のような症状(気分が悪くなる)に襲われました。そのときはちょっと疲れてたのかな?程度に思っていましたが、あとで何の気なしに調べたら、烏龍茶に入っている成分によって血糖値が下がって“お茶酔い”という状態になることがあるのだそうです。なるほど、それで烏龍茶にはお茶請けが添えられるのか!と理由がわかりました。お茶には罪はありませんので、飲む側が気をつけなきゃですね^_^;

いちばん印象的だったのが工夫茶器と呼ばれる茶道具を使って煎れる実演コーナー。そこで実演してくださった男性の、実に楽しそうなこと。お茶に対する興味が深くて豊富な知識も自然と身についている、それが実演する姿ににじみ出ていて、見ているこちらもついつい惹きこまれてしまいます。

私は以前からお茶やコーヒーの世界は好きで、だからってマニアックな域まで達そうという心意気はないヘタレなのですが、なぜ好きなのかはわかりませんでした。でも、この実演を見ながらふと気づいたんですね。

『お茶やコーヒーも自然の恵みだ。そして自然の恵みがこころとからだを癒してくれる。それに種類も豊富で多くの人の嗜好に合わせることもできる。なるほど、フラワーエッセンスと似てるんだ』

だからこそ、私もこの実演している男性のように心地よいナビゲートをしたい。そうすればセッションでもプラスαのリラックスと気づきの時間を提供できるはず、と。

まさか、お茶を煎れる実演で深い気づきを得られるとは思わなくて、ありがとうございますと頭を下げたい気持ちになりました。

台湾烏龍茶も購入したのですが、私の舌にいちばん合ったのがいちばんお安いお茶だったというのが(^_^;)。私ね、熟成とか焙煎とかこっくりしたものより、葉の青さを感じるような爽やかなものが好みみたいで。柑橘系の香りやミントのようなメンソール香と呼ばれるものを感じるものに惹かれるんです。だから紅茶だとメンソール香のあるウバクオリティーが大好きで、シーズンになると買いこみます。今回も台湾烏龍茶と一緒にウバクオリティーも追加購入(笑)。

台湾烏龍茶は煎れ方が難しいと思っていましたが、店員さんに伺うと日本茶や紅茶よりも難しくないとのこと。差し湯をして6煎目くらいまで楽しめるんですって。横浜中華街に行って、茶器を探してこようかな♪

実演を見ていたときに、お客様にゆっくりお茶を楽しんでいただきながらセッションしている自分の姿がふと思い浮かんでね。私の昔から思い描くの理想のセラピー像はそんな感じですかね。

そうそう、最初の会社を辞め、転職がうまくいかず地の底まで落ちこんでいた私を救ってくれたのは、とある派遣会社で出された一杯のミント緑茶でした。ミントの爽やかさの中に砂糖の甘さが相まって、こころから美味しいと思い、カウンセラーさんがきっぱりと私の問題部分を指摘しながらも親身になって相談に乗ってくださったこともあって、それからまもなくして転職先が決まったのです。

そっかなるほど、きっとそのときのようなセッションが私の理想なのでしょうね。

ま、私の理想なんてどうでもいいのです(笑)。とにもかくにも、そのときの私のような状態になっているお客様が、少しでも苦しみから解き放たれたり、より前向きな気持ちになれたりするのが優先です。私は私のやり方でしかお手伝いできませんが、それを承知でご縁を結んでくださったお客様には真摯に向かい合いたいといつも思っています。

イベントの後は、とても楽しみにしていた新年会。Hちゃんの「お魚メインで」というリクエストを一子師匠が応えて、開花屋さんという渋谷のお店に。魚メインだから和風居酒屋かと思いきや、店内はかなり洋風というかパンクっていうのか、とにかく想像とは違っていました。予約無しには入店が難しいみたいで、開店と同時に入ったのに気がつけばあっという間に満席状態の店内。しかも外国人のお客様多し! 英語の説明書が一緒にセットされているのもうなづけます。ドリンクに1リットルのサングリアを3人でひとつ頼んで、あとはアラカルトで。
店員さんおすすめの【お刺身盛り合わせ】。メニューには載っていないけど3人前で見繕ってもらうことも可能とのことでお願いしました。東京で食べるお刺身はこんなもんだという思い込みがあるけれど、ここのお刺身はぶ厚いし新鮮で久しぶりに美味しいって思えましたね。本わさびを自分たちで擂るのも、大変だけど楽しいです。

【(名前失念)】あわびも柔らかくて、ホイップのようなガーリックバターがこれまた合う!

【マグロかまスペアリブ】私がカマを取り分けていると店員さんから「大丈夫ですか?」のヘルプが。他のテーブルでは店員さんが骨から身を外していたようですが、私はお魚の解体作業(←おい)が結構得意なのです。一匹丸ごとの焼き魚とか食べるのも全然躊躇しなくて、以前、会社の上司にお寿司屋さんへ連れていってもらったとき、出された秋刀魚の塩焼きをぺろりとたいらげたら、上司にも寿司屋の大将にも「キレイに食べるねぇ」とホメられました(笑)。

コツはね、フランス料理で一匹丸ごとのお魚料理が出てきたときにナイフとフォークを使って食べる、その方法を使ってお箸でも食べること。私は小学生の頃“今田美奈子のフランス料理のマナー”という子供向けの本を読んで知りました(笑)。

【(名前失念)】お昼に美味しいモツが入った台湾麺を食べたからか、モツという響きに惹かれて、お魚メインのはずがお肉料理を頼んでしまいました。トマトソースだったかデミグラスソースだったか、洋風のモツ料理も美味しい。

【鱈の白子のゴルゴンゾーラグラタン】チーズソースが思いのほかさっぱりめで、白子のクリーミーさを引き立てていました。添えられたバケットにソースもたっぷり染みこませて美味しくいただきます。

かなりお腹もふくれたので、シメは【蛸葱ジュー】タコとお葱とかつおぶし、バターもちょっと効いていてシンプルなのに美味しいね~と言い合いながら大満足のフィニッシュ♪

一子師匠のコミケ参戦の話やHちゃんのカンボジア訪問の話を聴きながら、私は大したネタもなく、ついお仕事の今後について話しちゃったりしましたが、これも私にとっては変化のひとつだと今は気づきました。

自分の弱いところやブラックな部分をオープンにする、そもそも楽しい仲間内でお仕事の話をすること自体を私自身が苦手に感じていたのに、それにチャレンジというよりそんな意気込みもなく自然と話をしていたのは、思えば今までにあまりない出来事だなぁと。

一子師匠もHちゃんもヲタな話は楽しく、真面目な話には真面目に受けとめ応えてくれるおふたりですからね、それにちょっとサングリアで酔ったのも手伝ったのでしょう(笑)

そうすることで、私も自分自身のこころの整理整頓ができて、いっそうクリアになるそんな機会を得られたと思います。

楽しくて美味しい時間を、気心知れた仲間と過ごせて幸せな新年会でした!