ありがとうを引き出すひとたち

◎お引っ越しして、このブログを始めました。以前のブログは⇒こちら

 

花灯 明里(かとうあかり)です。ブログにお越しいただいてありがとうございます♪

世界のお茶の専門店・ルピシアさん。お茶の世界に興味のある私は、自由が丘の本店をメインに時々寄せていただいていますが

毎年恒例の【ルピシア グランマルシェ】が今年も始まりました。この時期はみなとみらいにあるパシフィコ横浜での開催がめぐってきます。

今は会員限定になりましたが、過去最大級の120種類以上の無料試飲や会場限定のお茶などを楽しむことができるイベントです。

先々週末、私も朝早くからでかけましたが、オープニングからたくさんのお客様がいらしていました。

予約特典としてプレゼントが頂けるのですが、今年はタッチペン付きのボールペンに。

このところずーぅぅぅっとおフランス製のお高級系(笑)な紙ナプキンで、それはそれでいいのですが、久しぶりにちょっと良さげなものが来た感が(笑)

朝食代わりにイートインでのお食事をいちばんに楽しむようにしていますが、これが年を重ねるごとになんだか残念なことになっていて…今回もちょっと不快な感じから始まってしまったのが残念なのですが、すでにグランマルシェあるあるになっているという(TωT)

 

サバサンドを頼んだのにポークリブサンドだった。

   

『北海道産白てぼう(高級白いんげん豆)をメインに緑豆と甘く煮て、ぜんざいに。黒糖ジンジャーシロップ、ジャスミンティーのゼリーと白玉をトッピング。』と説明書きのある冷やしぜんざいと、焼き立てきんつば(イチゴ味)。

それでも、会場は今までよりゆったりとした造りになっていて、試飲を楽しむには良い感じになっていました(※お客様が居すぎて会場内の写真は撮っていません)

イベント自体は無料なのですが、会場内に500円の別料金で入れる【ダージリンサロン】というスペースがあります。

ここには20~50gで4ケタというお高いダージリン様(笑)が並んでいて、もちろん試飲もできるし、キャロットケーキやチーズサブレ、チョコケーキにちんすこうなどお茶菓子も用意されています。

なにより、ここでもらえるこの試飲カッププレートが便利なんですよね。プレートを手に、穴にカップを入れて持ち歩けるので、隣り合って置いてある試飲用のお茶をパパッとカップに入れて、すばやく空いている場所に移動してゆっくり飲めるのです。

お茶って好みなので、高ければすべて美味しいかっていうとそうでもないというところがあって、ダージリンだとお花の香りがするようなのが好きなので、結果的に一番か二番目に安いお茶がいちばん口に合いました。あ、私の口がビンボー性だって?←間違ってはいないかな(笑)

ボン・マルシェという通常お店では売っていないお茶や食品をお得に買えるコーナーもありますし、緑茶やチャイの美味しい煎れ方の実演もあります。ちょっとしたことなのに味が全然違って美味しくなるから凄い!

販売される商品については、マルシェの開催前にメールでお知らせが来るので、事前にチェックして購入リストを作っておきました。

その中のひとつを探しに行ったところ、空っぽになっていてビックリしたところにちょうど店員さんが追加の補充に来てくれました。

思わず「よかった~」と声が漏れたら「ありがとうございます!」と素敵な笑顔で応えてくださったのです。私が思わず照れると「心の声が聞こえました(笑)」と。「これを楽しみにして来たんです」とお伝えしたら「そう言っていただけると、こちらも励みになります!」とこれまた元気な笑顔でおっしゃってくださいました。

私は気質や職業柄、つい人の心の裏が見えがちではあるのですが、この方の笑顔は本物だなとすぐにわかって。

イベントだけのバイトさんなのか、どこかのお店の店員さんなのかは定かでないのですが、きっとこのお仕事が好きで心から楽しんでいるのだなと感じました。

そういう方の笑顔や言葉にはパワーがあります。だから私も楽しく幸せな気持ちになって、お客さんではあるのですが「こんな気持ちにさせてくれてありがとうございます」とこちらがお礼を言いたくなりました。

ひとはパンのみにて生きるにあらず、と言いますが、お給料という報酬だけでお仕事へのモチベーションを上げ続けるのは難しいです。それは今の私がめっちゃ実感しております(爆)。

この日も不思議とお砂糖とミルクが入っている紅茶の試飲ばかり目が行くんですよ。こんなこと今までなかったのね。お砂糖を摂り過ぎるとからだは確実にだるくなるんだけど、こころは緩むんですね。だから相当なストレス過多状態だなと実感していただけに。

こころから愛せるお仕事をしていると、自分だけでなく対する相手(お客様)も幸せにできる。

それを目のあたりにして、本当に勉強になったし、私もやっぱりそういう仕事をメインにしていきたいとあらためて心に誓いました。

お茶を手に入れるだけでなく、こんな素敵な想いもさせてもらえるとは、ね。

実はその後に向かった横浜・伊勢佐木町にある【浜志まん】というケーキ屋さんでも、そんな気持ちになりました。

関内駅が最寄りのショッピングストリートであるイセザキモールを、途中にあるブックオフやカルディ・コーヒーファームに引き寄せられながらも(笑)、不安になるほど歩いて歩いて疲れきったあたりに突如現れます。

以前から、このお店のボストンクリームパイというケーキがとても気になっていたのですが、関内駅からも京急横浜市営地下鉄の駅からも中途半端な距離という場所だったので、なかなか行けずにいたのです。しかし一大決心をして、この日は頑張って歩いてみました。

カフェというよりイートインスペースというほうが正しいくらいの広さだったのですが、ケーキセットをお願いしました。もちろんお目当てのボストンクリームパイと、めずらしく冷コーで(紅茶はいっぱい飲んだからね)

 

セットドリンクは写真右のメニューから選べます。

パイとはいってもカスタードと生クリームをスポンジではさんだケーキです。口に運ぶと「旨い\(^o^)/」。歩いた甲斐がありました!

昔ながらのお店ですが、カスタードも生クリームも風味があります。バランスもとても良いので、どんどん食べ進めてしまいます。

ほかにもレモンロールやモンブランなど気になるケーキがたくさんありますが、朝から甘いもの尽くしだったので次の機会に。

なにより私の大好物であるダックワーズが置いてあるのが嬉しい♪。焼き菓子の中でも一番好きなのがダックワーズなのですがこれを置いてあるお店はついつい良いお店認定してしまう(笑。持ち帰りで買ったけどまだ食べてないのに。でもお隣に座ったご婦人たちもドリンクのお供に買って食べていたので、きっと美味しいと思うの)。

そう、ケーキも美味しかったのだけど、店員さんたちがどなたもとても気持ちのいい応対なのです。気配りが行き届いているというか、初めて来た私なのに、ケーキセットの説明も丁寧にしてくださって緊張もすぐほぐれたし、お客様をないがしろにせず丁寧に応対しているというのが伝わってくるのです。だから、こちらも気持ちよく過ごせて「ありがとう」という想いになったのです。

お客様にこころからの「ありがとう」を引き出せる。それってただの接客技術ではないなぁと。

そのお仕事を愛して楽しんでいる、そのこころが、こころのゆとりが生みだすもの。

そういう方々に接すると、今の自分がとても恥ずかしくなって反省したし、やっぱりお仕事ってそんなふうにしたいよねって湧き立つような気持ちになりました。

ただ美味しかった!・楽しかった!だけでなく、とても大切なことを学んだ一日になりました。